ダビデ像のあるアカデミア美術館は、すでに長蛇の列となっておりまして、「観光シーズンに予約なしで来るとこうなる」というのを見せつけられた感じでした。

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かずこさんの奮闘のおかげで予約できていたワタクシどもは、並ばずに入れました。地元の方が面倒を見てくださるのは、なんて有り難いことなのでしょう。

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こちらは、ジャンボローニャ作の「サビニの女たちの略奪」。「戦争を止めに入った女たちの伝説にちなんだ作品ながら、なんだか三角関係に見えちゃう、その理由は…」かずこさんが、立て板に水のカンジで解説してくださいました。

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ルネッサンス期の貴族の嫁入り道具の箱に描かれた絵。日用品がここまでアートだなんて、すごい。

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ダビデと会う前に目にするのが、ミケランジェロの未完成作品の数々です。

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ダビデ象を見ると、石を掘って作ったなんて信じられないけれど、やっぱりこれらをみると、ノミでカンカンと作っていったんだということがわかります。どれほどエネルギーがいることでしょう。

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同じミケランジェロでも、こちらのピエタはサンピエトロ大聖堂のピエタとぜんぜん違います。ミケランジェロにとって出世のきっかけとなった大ヒット作・ピエタを、またぜんぜん違うアプローチで作ろうとしたのかもしれません。


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ミケランジェロは壮年期になっても、クライアントからダメ出しをくらって造作中止になったものがあったり…

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不本意な仕事をやらねばならなかったり、作品を誤解されて変えさせられたり、苦労が絶えなかったと、かずこさんは語ってくださいました。

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50を過ぎても60を過ぎても現役で頑張り続けたからこその苦労。どんな仕事でもすごいレベルに作り上げてきたミケランジェロを思うと、我が身を振り返らずにはいられませんでした。
原稿にダメ出しされたりボツになったりすると、風に舞う紙のように揺らいでしまうワタクシ。

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88歳で、頑張って頑張り続けた人生を終えたミケランジェロ。その最期は、大好きな男性の腕の中だったそうです。

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 頑張り抜いた人生への神さまからのプレゼントだったのかもしれないし、ゲイだって神さまから愛されてることの証明なのかもしれません。

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ダビデ像は4メートルを越す巨大さで、男性の美しさを全身から放っていました。
「もともと発注していた彫刻家が彫れなくなってしまったため、ミケランジェロが製作することになったんですが、彫りかけの大理石を渡されたそうなんです。脚の開いたところは、もう削られていたんですって」と、かずこさん。
それでも、こんなすごい像を造っちゃうなんて。やっぱり、「できない理由」をブツブツ並べてやらない人とは違うんですね。

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 ダビデ君は、おしりもハンサムでした。

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爪先もきっちり彫られていました。

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ワタクシは、この角度が好きです。

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ありがとう、会えて嬉しかった。ダビデ君。
そのあと、フィレンツェの街を見渡せる丘に連れていっていただきました。

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そのあとカフェでは、続々とフィレンツェ在住の読者さんが来てくださいました。

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ヒロココさんが、フィレンツェでかなり布教してくださっているのです(感謝)。

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そして、なんと、まゆみさんがお知り合いに運転を頼んでくださって、片道2時間のラ・スペッツィア港まで車で送ってくださったんです。ううう、すごく恐縮でしたが、すごく助かりました。おかげさまで、出航1.5時間前にはちゃんと船に乗れました。

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そして、さらに。
普段はワタクシ、読者さんからいただいたものをブログに載せないようにしているのですが(比較する人がいたらいやだし、なにか持ってこなくちゃいけないと思われたくなかったので)。

でもでもでも、これは載せちゃう。

まゆみさんのハンサムご子息は革細工職人さんなんですが、なんと、ワタクシたちのためにコインケースを造ってくださいました。一生使えそうです。一生使います。

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みなさま、本当に有り難うございました。またまた、忘れられない一日になりました。



帰国後、ツレちゃんが撮った写真を見ておりましたらば…

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こんな写真が。

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同じ作品でも、観る人によって、ほんと、人それぞれ。

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ワタクシどもが乗りました「シンフォニー・オブ・シーズ」の情報は、こちら。


ロイヤルカリビアン社の他の船で巡る夏休み企画もあるみたいです~。
 
 


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