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よくお邪魔している新宿2丁目のバー「A Day In The Life」のスタッフに、親からの暴力やネグレクトなどの壮絶な生い立ちを乗り越えて生きのびた、こうき君という若者がいらっしゃいます。

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若い彼はまだ、心の傷と対峙しているところですが、絵を描くことに生きていくヒントを見いだしました。美術教育を受けたわけでもない彼の絵は、心に訴えかけてくるパワーがすさまじいのです。

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彼の絵のファンが増えてきたので、マスターである作家の伏見憲明さんは、クラウドファウンディングで資金を募り、絵本を出版しようとしています。文章は、中村うさぎさんがお書きになるそうです。

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この活動を広く知らしめるための「虐待」をテーマにしたトークイベントに、ゲストとして出演してほしいとメッセージをいただきました、ワタクシ。

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MCの伏見さんに導かれるままお話しさせていただきましたが、まだ親との関係に着地点が見いだせていない若いこうき君がトークの主役なので、けっこう重い虐待エピソードが多めのトークとなりました。

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なんとかやり終えてほっとしていたところに…

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オーディエンスのひとりの、母子関係の研究をされている(本も何冊か出版されているらしい)とおっしゃる女性が、「あなたたちはまだ、幸せなほうなんじゃないの」と、コメントをなさいました。

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「もっとひどくやられた子に比べたら、たいしたことないじゃない」的なニュアンス満載のそのご発言に、ワタクシはカチンときてしまい…

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自分の過去と折り合いをつけるために頑張っている若者の気持ちを思うと、なにも言わずにはいられなくなりまして…

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「いちばんひどいケースじゃない人は、そんなのたいしたことないみたいに片づけられちゃうんですか?」と、噛みついてしまったのでございました。

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帰宅してからも、拙著「母さんがどんなに僕を嫌いでも」に、「もっとひどくやられた人を知っているので、こんなのたいしたことないと思った」というご感想をいただき、「スポーツじゃないんだから最強を決めなくてもいいでしょう」と感じたことなどを思い出しておりました。

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それでも「ちょっと言い過ぎたかな」などという気持ちが湧きおこり、どうにもスッキリできずに、キミツにこぼしましたらば…

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キミツがあの場にいたらみんな爆死していたかもしれない…と思ったところで、気持ちは落ち着いたのでございました。

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当日のトークの音声が、こちらにアップされています。
A DAY POSCAST→

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こうき君の絵と、絵本のクラウドファインディングの情報は、こちらです。
「親に愛されなかったマイノリティ」の絵本を出したい!→

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よろしければ、こちらもどうぞ☆
マヌーの破壊力も、なかなかすさまじい。

おされ朝食(2015年2月21日)→
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