Someday never comes.
そんな日はやってはこないと思いつつ、動物に助けられることをひそかに夢見るワタクシ。

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先日、お買い物に出かけましたときのことでございます。

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以前、敷地内に停められた車のことでワチャワチャありました、あのおじさまが、またもや話しかけてきたのでございます。聞けば、同じマンションの110号室に部屋を移りたいとお考えとのこと。

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「現在は空室となっていることはわかっているが、誰か入居する予定はあるのか」と、尋ねられたのでございます。

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失礼ながら、ちょっと手がかかりそうなキャラなので、正直、近くのお部屋に移られるのはイヤだなぁと思ったのでございました。

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「元警察官だから、110号室がいい」と、おっしゃるおじさま。

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一昨年、110号室で亡くなった方がいらっしゃいましたことを、牽制球として投げましたワタクシ。

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そうしましたら、「幽霊でも出るのか、それは、にぎやかでいいなぁ、ガハハハハ」と、おじさまは豪快にお笑いになりました。

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なんとか弱点を探し出せないかと、ちょっと話のつなぎに猫とのことを話しましたところ…

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「猫が来るのかッ」と、おじさまは冷水でもぶっかけられたかのように態度が変わったのでございました。

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おじさまが引っ越してこられる様子はなく、猫に助けられたと思ってもいいのではないかと思ったワタクシだったのでございました。

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