さて、いよいよ映画祭で舞台挨拶をする時間となり、緊張いたしますワタクシ。
ヨル遅くの上映だったにもかかわらず、意外にもたくさんのお客さまが来てくださいました。
まぁ、いつも通り姑息な笑いをとったりもいたしましたが…
たぶん虐待サバイバーの当事者であろう女性から、こんなご質問をいただいたのでございます。
なんの罪もなくつけられた傷でも、自分の治癒力で治さなければなりません。これには、真剣にお答えいたしました。
ハラがばしっと決まれば、間違えたり迷ったりすることがあっても、戻ってくる場所が心の中にできます。
そんな話をしたおりましたら、「ワタクシがブレないように支え続けてくれた友人たちは、本当に有り難い存在だったなぁ」と改めて思ったのでございます。
「母さんがどんなに僕を嫌いでも」の発刊以来、映画が公開されてからはなおさら、様々な声をもらってきました。受け止めるしかないワタクシは、「自分の半生が商品になるということ」の実感を噛みしめることもありました。
許すことが必ずしも正しいとは昔も今も思ってはいませんが、子どもの頃のことはさておいて母に寄り添おうと思ったのは、乗り越えるための自分なりの決断でした。友人たちに支えられながら下してきた小さな判断、小さな学びの積み重ねがあったからに他なりません。
痛みを抱える人々がかけがえのない人に出会ってほしい、そのためにも、過去の傷を抱える人々のことを多くの人に知ってほしい、理解さえあれば傷を乗り越えていける人がたくさんいるのだから…そんな願いは、執筆当時から変わっていないと、改めて認識することができました。
そんな話をした後で、お客さまがワタクシの写真を撮影する時間がほんの少しあったのですが…
どうにも恥ずかしいワタクシは、笑いをとることに躍起になってしまい…
観客の面前で、司会のおねえさんにけっこう本気で怒られたのでした(お客さんたち、この印象しか残ってないかも汗)。
でもでも、ガチでめちゃカワな上海ボーイ(日本語のDVDをネットで買ってくれていた)がサインを求めて来てくれたので、にわかに上機嫌☆
まいったハチ兵衛です。
よろしければ、こちらもどうぞ☆
日本では怒られたりしたことはないですが、罠を仕掛けられたことはありました。
女刺客 名古屋サイン会(2013年4月12日)→
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コメント
コメント一覧 (18)
何なんだろうな〜、私まだ闘病中なんですが…
歌さん同様友人のおかげで生きてます、母親には死ね死ぬ言われて生きてきましたが、最近は癌で死ねとレベルアップ。
多分母親は病気なんですね、歌さんの質問の答え、まだ達観できない自分です。
utagawataiji
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utagawataiji
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色々何度もあったけれど、まだそれらに縛られたことのない私は、幸せな生活をしていけているんだなあ、、としみじみ感じました。
負の気持ちが、常に深く、長く自分にあることは、生きることも日々、苦しくて辛いのではないかと思います。(一過性のものでさえ、その時はとても辛かったりするのですから)
utagawataiji
がしました
上海のサバイバーさんたちも、共通する物がいっぱいあってそれで沢山の方々が(答)の様なものを求めてるんですね。
歌さん、
腹をくくるを、何度でもして行きます。
utagawataiji
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リクエストに応える形のサービスポーズでも怒られてしまいましたか 笑
司会進行お姉さんの立場も考慮しつつも
字幕無し日本盤を先にお買い求めされるという(!)明瞭上海若者お兄さんとの2ショットは最高です。
良いお顔されていますね♪
改めまして
おかえり~うたさんヾ(^▽^)ノ
utagawataiji
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私一人が追い出されるならともかく、母親と妹はおばあちゃんをいじめ抜いて認知症になったら逃げたから。
映画の予告編の「あんたなんか生むんじゃなかった」って、何回言われたか忘れました。
母親を嫌いになって、祖母の介護を何とかやり遂げて見送った今から、私がどう変われるかです。
母親が私を平手打ちした回数、ごめんって言ってもらえたらあっさり仲良くなるかもしれません。
utagawataiji
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そういう時、心から、「和解したい」と、思えるかが、問題なのかも、知れませんねぇ~。
心のどこかにある、恨みや被害者意識が、どうしても、親に「改心して欲しい」とか、「謝って欲しい」とか、相手に望んでしまうと・・・ちょっと、難しいような、気がするのです。
相手の変化を望む前に、自分を変えられる勇気があれば・・・とも、思います。
それが、「ハラをくくる」と、言うことだと、思いました。
utagawataiji
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歌川さん、いつも励ましの言葉をありがとうございます!
utagawataiji
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歌さんがおっしゃるからこそ、説得力のある言葉で、心に沁みます。
人生の様々な場面で応用出来そうな言葉ですね。
色々なことを乗り越えて来られた歌さんの、今の幸せそうなお姿が、きっと多くの方々の心の支えや希望になっているのだと思います。
ハチベエさん・・・無防備すぎる。笑
アゴと脇をくすぐりたい!^^
utagawataiji
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スペースコブラより。
utagawataiji
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受けた内容は違いますが、とても難しく感じます。
親のせいにしていた方が楽ですものね。
でも、それがその先の行動と人生を取り戻し、
幸せに変えていける鍵なのですね。
歌川さんに出会えて良かった。
頑張ります。
utagawataiji
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utagawataiji
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utagawataiji
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すごく励みになりました。
今、人生において一番辛く苦しいのです。
ありがとうございました。
utagawataiji
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utagawataiji
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自分語り挟んじゃいますけど、私のこれまでだって苦しいも怖いもありましたし、未だに許せない出来事や思い出してしまう事もありますが、それはそれ、許せないなら許さない、忘れられないなら忘れない、その上でどうしたら自分は日常生活を送れるだろう?と考えます。
全て自分が生きてきた上での出来事。あの中でも生きてこれたのだから大丈夫だと思うようにしています。
不幸を嘆くよりもその方が"私にとっては"幸せなので。
これからの人生を人に壊されたくはないですからね。
utagawataiji
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思います。
utagawataiji
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TV番組とかで拝見させていただいてましたが私流で申し上げて恐縮なんですが
ラブリーキュートボーイな雰囲気だと思ってます。
《笑いをとる》、私もそんなことあります。
私の血筋もとても照れ屋さんで
とっても口のわるい祖母に育てられましたが
私は平気でしたし当たり前に感じてました。
江戸っ子弁のべらんめえ口調祖母はホントは優しい人だとわかってたからです。
ウルセーバカヤロー。オメェナンだよ!だとかおう、!まかしときな!なんて口調で育てられたせいか
私には効き目がなく〈コワーイ。〉なんてちっとも思わない神経に育ちました(笑)
長々と失礼しすみません(*>_<*)ノ
utagawataiji
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