タックスノットに若きブロガーさんがお越しくださいまして、「あれま、ワタクシも目標にされる立場になったのかしら」と思った次第。

 

 

しかし彼は、「継続」のしんどさの壁にブチ当たっていらっしゃるよう。

 

 

「歌川さんは、もうやめようと思ったことはありますか」と、お訊ねになったのでございました。

 

 

読者の皆さまの温かい応援や、幸運もありまして、ブログを始めて1年で処女出版できました、ワタクシ。しかし、本を出すのはスタートラインであって、そこから本の作り手として自立するまでには、そこからもっともっと努力を重ねねばならないことを思い知ったのです。

 

 

本を出して初めて知った、出版の厳しさ。自分なんかが歯が立つ世界とは思えず、心揺らいだのでございました。


 

そんなある日、ひとりの読者さんからメッセージをいただきました。

 

 

ブラックな企業にお勤めで、始発で出社・終電で帰宅も珍しくない毎日をお過ごしなのだと、メッセージには書かれていたのでございました。

 

 

まぁ、こんなふうに他人様のお役に立てたことなど今までなかったし、やめたら二度とないだろうし、一生のうちにこんな時代があるのは有り難いことなのかもしれないと思い直しまして、継続を決意したのでございます。



 

 

しかし、そのメッセージには続きがありまして、そこには「歌川さんのマンガは現在の私にとって、唯一のごみです」と書かれていまして…


 

数時間後に、「さっきのメールは申し訳ありません、ごみじゃなくて、なごみです」と釈明のメッセージが届いたのでございました。

 

 

 

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