タックスノットなどで、こしらえたお菓子を「おいしい」と言ってもらえるのは、ワタクシにとって至福でございます。これまで、2000人以上の読者さんに、作ったお菓子を召し上がっていただきました。
けっこう頻繁に、「うたさんて、いつ頃から、どんなきっかけでお菓子を作るようになったんですか」というご質問をいただきますので…
今回は、炎上覚悟でワタクシの黒歴史を公開させていただきます。
中学2年生の、思春期まっただ中。ワタクシは肥満と皮膚疾患のため、灰色の青春を過ごしておりました。
現在でよく見る、いじめ自殺のニュースなどと寸分違わぬいじめを受けていたのでございます。昭和のいじめは現在のいじめとは違っていたという見解を耳にすると、違ってなかった場合もあるぞーと言いたくなります。
現在のいじめと確実に違っていたのは、当時はいじめ防止のための法律も条令も指導もなく、「いじめられるほうが悪い・いじめられるのは弱いから・いじめられるのは恥ずかしいこと」という見方が主流で、担任の先生に相談しても孤立感を増すばかりというケースが多かったことでございましょう。不登校など許されるはずもなく、どこにも逃げ場がなかったのでございます。
ところが、ある日。図書館にこもっていたワタクシに、思いがけないヒントが降ってまいりました。食の安全に注意する意識が薄かった当時にあって、「いまの食べ物は食品添加物や油ものばかりで、それが体の不調を引き起こす」という、おじいさん同士の井戸端会議を耳にしたのでした。
それ以来、ワタクシは給食以外はすべて、自分の食べるものは自分で作ることにしたのでございます。
あんこの作り方、ケーキの作り方を覚えたのも、この頃でした。
すると、どうでしょう。若い代謝力も手伝ってか、半年ほどで肥満も皮膚疾患もするっと解消したのでございます。
しかしながら、いじめはなくなりませんでした。ワタクシの話し方や素振りが男らしくないということで、ふたたび、いじめにさらされることになったのでございます。
昭和の、あの頃。ゲイなんて世の中から、ばい菌とかゴキブリぐらいにしか思われていませんでした。先生に相談したところで、当時の先生が性的少数者についての知識など持ち合わせているはずもなく…
ワタクシは、孤立を深めていったのでございました。
しかし、なんというか、ワタクシの子ども時代はそれまでもかなり悲惨だったので、ある意味、免疫(っていうのもヘンな言い方だけど)もございまして、なんとか日々を過ごしてはおりました。
けれども、「もしかして自分を受け入れてくれる世界があるんじゃないか…」などと思い、しょっちゅう繁華街を一人でふらふらする少年となってしまったのでございます。
次回に続く…
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6月23日(金)13:30より、福岡市東区にて講演会に登壇させていただきます。
大好きな福岡のみなさんに、「母さんがどんなに僕を嫌いでも」の話を聞いていただけたら幸いです☆
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コメント
コメント一覧 (10)
当時「なんやねん、まっさん(昔の話で解禁です)貧乏で不細工なくせに調子のんな」と、貧乏で不細工なのは同じなのに、勉強をしないから成績も悪い子達にイジメられてました。
私の好きな物まで、何度もしつこくからかわれてました。当時ですので、ゴダイゴのファンなんて時代遅れで変、英語教室に通ってるなんてどうせ一生使わないのに、大した家でもないのに…
小学生の頃は、担任が変で「もっと真面目になればイジメなれない(私祖父が坊主なのでくそ真面目)皆さん、イジメは駄目よ」と叱り、更にイジメられました。
中学生でやっと、女の先生達と、家庭科の男の先生が「好きな事を伸ばせばプロになれるわ、あなた素敵よ(男の先生も)」と励ましてくれて、高校短大と進み、何とか今に至ります。
今やっと、嫌がらせする人から金をめぐんでもらって生活をしてないんだから、偉そうにされる筋合いはないと気付きました。
同じだけ仕返ししても誰も責めない(半分位しかしませんけど)ので、子供の頃みたいに、自分だけが我慢して泣かなくていいんだと分かったら、嫌がらせ自体がアホらしくなって、無視できるようになりました。
1980年頃から、不登校も急増したそうです。
ただ、1985年頃に、教師の生徒への圧力(暴力)で、校内暴力も、沈静化して見えたようですが、その後、学級崩壊が増えて、陰湿化した校内暴力としての、いじめが急増したそうです。
まだまだ、社会事情といじめは、複雑に絡み合いながら、今なお、続いていると思うのですが・・・
ちょっと考えてみても、30年以上も、子ども達の身近に、いじめが存在してきたのだと、思います。
お年寄りには、今のいじめを、理解するのは、難しいのかも、知れませんが・・・
現代日本の社会自体が、いじめ(ヘイト)社会っぽくなっているでしょ~。
何だか、余り、いい社会ではなくって・・・年寄りの責任だなぁ~、なんて、申し訳ない気持ちにも、なるのです・・・うぅ。
何だか、だらだら、ごめんなさいねぇ~。
歌川さんの黒歴史・・・いろいろな生きるヒントも、ありそうです~。
でも、改めて当時の頃の事を読むと本当に歌さんは頑張ったなぁと尊敬いたします。
そうですね。昔も激しいいじめはありまさした。少し勉強以外の教育が足りていないと思われます。
平成の時代も「いじめ防止」予防・対策はさほど変わりません。
我が子、小2男児ですが
いじめられる方にも原因があるはず
いじめた方の親に担任がもちかけ原因を探り、それを私(母)に何度も伝える
(⚪⚪君もこんなにダメなんですよ)
不登校するのはおかしい、ダメ
⤵
担任の態度がそうだから、それ見てるクラスの子達も⚪⚪←(うちの子)がおかしい
叩かれてすぐ泣くからいじめられるんだ!
⤵
次に叩かれたらどうすればよいとお考えですか?
⤵
ご家庭の判断にお任せします。警察へ
by教頭
時間がかかります、の一点張り
おまけに私に怒鳴る➡私も負けませんがね
by担任
いじめを容認して、やられた方の親を黙らせようとする姿勢がもうホントに笑えますよ!
笑うしかないが本音ですがね!
自分の子どもは自分で守る
学校は守らないですよ…悲しい現実😹
家族中からも疎まれて過ごしていました。
あの当時はほんとにいじめられる方が悪いという価値観の時代でしたね。
去年講演会会場で歌川さんが作ったお菓子をいただきましたが
本当においしかったです。
その時こんなにおいしいものを作れる歌川さんて素敵。
そして歌川さんを幸せにしてくれているツレちゃんも素敵、って心から思ったのです。
あの時死を選ぶ選択をしなくてほんとに良かったです。
私も世界のどこかに自分の居場所があるということがわかるまでに
ずいぶん時間を浪費してしまいましたよ。
でも、この歌様の新シリ-ズは、「黒幕の向うに行ったら、二度と
戻ることはできない。むこう側を知らないのなら、行かない方がおまえの
ためだ」という、怖いやつですか?
同世代のせいでしょうか、ズシンときますヽ(;▽;)ノ
逃げても良いと 思えるようになるまで 長い時間がかかりました。
歌ちゃんの 本に救われましたヽ(;▽;)ノ
歌川さんのブログ 楽しく読ませてもらってます
大阪にもたまにはタックスノットのお店を出してほしいです(’-’*)♪
その時はぜひ遊びに行きます!
想像力というものがとても大事だなって感じます。
こうしたら相手がどう思うかな、とか、その先のことを考える力。
うたさんのブログからはいつもあったかいものが伝わってきて、うたさんの作るお菓子もきっと心に美味しい味がするんだろうなって。
あぁ…近かったらお店に食べに行くのに〜
でも、今度うたさんが福岡に来られるんで会いに行きます❣️って、講演会です❣️
お話聞くの、たのしみです❣️
歌さんのファンです!
私も子供時代を辛い体験をしながら生きてきました!
仲間がいるって心強いです!
私も歌さんのお菓子食べたいなぁ(*^^*)